ターポリンの6つの主な特性

1.通気性
防水シート、特に軍用防水シートの場合、通気性を考慮する必要があります。通気性に影響を与える要因には、基材の構造、密度、材質、防水クリーナーの種類、樹脂の付着力などが含まれます。樹脂の付着力が増加すると、タープの通気性は低下します。もちろん、使用する洗剤によっても異なります。一般的に言えば、通気性のあるターポリンは、主にホワイトワックスまたはアクリロニトリル樹脂のクリーンコットン、ビニロン、ワニスナイロン、その他の定番の生地製品で作られています。

2.引張強さ
ターポリンは、使用時に固定張力などのあらゆる種類の張力を受け入れる必要があります。塗布プロセス中に風、雨、その他の追加の力の影響を受けます。これらの外力を受けても、元の形状を維持し、容易に変形しないことが求められるため、高い引張強度を有するターポリンが必要であり、緯度と経度の引張強度にあまり差があってはならない。一般的に、基布には高強度のポリエステル、ビニロンなどの長繊維織物を選択する必要があります。製品の強度は、まず繊維素材の強度と生地の密度によって決まります。

3.寸法安定性
軒先テントや大型ルーフテントのように、張力がかかる状態で頻繁に使用される場合、生地は過度に伸びてはなりません。その寸法安定性は材料のクリープ特性に依存します。

4.引裂強度
ターポリンの損傷は主に引き裂きによって引き起こされるため、引き裂き強度はターポリンの重要な指標となります。引き裂き強度は、飛来物の衝撃で防水シートが破損するか、穴が開いた後に何らかの理由で周囲に広がり、大きな構造亀裂が生じるかに関係します。したがって、張力が大きくなると、ターポリンには高い引張強度だけでなく、より高い引き裂き強度も要求される。

5.耐水性
耐水性はターポリンの重要な特性です。浸漬後、生地の隙間に塩化ビニル樹脂が充填されフィルムが形成されます。単位面積当たりの樹脂付着量がある程度以上であれば耐水性は問題ない。フィルムが薄いと破れやすく、曲げたり、軽くこすったり、外観が磨耗したりすると泥水が発生することがあります。

6.耐火性
用途の安全性の観点から、ターポリンには良好な難燃性が求められます。難燃性は、難燃性繊維や基材を選択するか、コーティング剤に難燃剤を添加することによって得られます。添加される難燃剤の量は、難燃性に直接関係します。